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やまなかつてない日々

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「真剣にやれよ! 仕事じゃねぇんだぞ!」

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「真剣にやれよ! 仕事じゃねぇんだぞ!」
これは、ある著名人が、仕事がOFFの日に、一緒にゴルフをしていた人に向かって言った言葉です。
この方は他に、
「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」
という言葉も残しているそうです。

さてあなたは、誰を想像しますか?

✽✽

年収の伸びしろを広げたいなら「オンとオフ」を180度変えよう
ストレス発散のためのオフを止めて、ストレスと対峙できる自分づくりのためにオフをどう過ごすかを考える。
オンとオフの関係は足してプラマイゼロという発想を捨てるところから始めてみよう。


ビジネスパーソンであれば、誰でも仕事にストレスを感じていると思います。
なかには、ストレスのない職場や仕事を探して転職を繰り返す人もいます。
ビジネスリーダーであればお分かりの通り、それはムダと言わざるを得ません。

仕事は楽しいものではないから当たり前です。
何のストレスもない仕事はもはや仕事ではありません。

私自身、経営コンサルタントという仕事柄、多くの経営者から「社内の人間関係」についてよく相談を受けます。
自身と幹部や社員ばかりではありません。
企業規模が大きくなり、社員数が増えるほど、幹部や社員同士のゴタゴタが頻発するのです。
これは、経営者にとって大きなストレスです。
企業規模を伸ばせば、比例して社員は増える、社員が増えれば人間関係の問題も増える。
このストレスとどう向き合えばいいのでしょう。

それにはまず、ビジネスパーソンにとって仕事は楽しくなくて当たり前、ストレスはあって当然のものであり、ストレスなしで楽しく仕事をしたいなどというのは、所詮ないものねだりだということを理解することです。

これまで接してきた300社を超えるクライアントの中でも、特に大きな成果を上げている経営者やリーダーたちは、そのことをよく認識しているように思います。

仕事が厳しいのは当然。
ストレスがあるのも当然。
そんなことは最初から分かっているから、「辛い」「苦しい」という考えに陥らないのです。
そして、ストレスのなかに仕事のおもしろさを見出しているのです。

なぜ、このような発想をもてるのでしょうか?
成果を出すビジネスパーソンは、ストレスとの向き合い方を知っているからです。
しかも、それをオフタイムで身につけているのです。
ストレスへの対処方法は、大きく2つあると言われています。

1つは、ストレスが引き起こす心身の変化にアプローチする「情動処理型」です。
2つ目は、原因となる問題に直接アプローチする「問題解決型」です。


オフタイムで気分転換をしてストレスを発散するのは、前者の情動処理型の対処法です。
一方で、ストレスそのものを何とかしよう、ストレスと向き合って根本的な問題を解決しようと考えるのが後者の問題解決型です。

成果を出すビジネスパーソンの多くが問題解決型で対処しています。

仕事で生じたストレスをオフタイムの遊びで発散することが悪いとは言いませんが、ストレスを「-1」、オフの遊びを「+1」と考えて、「-1」+「+1」=「0」にしようとする発想は感心しません。

なぜなら、この発想では、いつまでたっても答えは「0」のままだからです。

そこで、発想を変えてみましょう。
というのが近著「年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34」で伝えている主旨です。

ストレスはあって当然ですから、「-1」ではなく「±0」と考えるわけです。そこにオフの遊びで学んだり身に着けたりしたことを持ち込めば、必ず「+1」になるので、結果は常にプラスになります。

オンとオフの関係は、両方足してプラマイゼロという発想を捨てるのです。

情動対処の対象方法で、ストレス発散のためのオフを止めて、問題解決の対象方法を使って、ストレスと対峙できる自分づくりのためにオフをどう過ごすかを考えるのです。

例えば、ゴルフをするにしても、ただクラブを振り回してスッキリできればいいというのではなく、ストレス発散になればスコアなんてどうでもいいというのもなく、スコアを伸ばすという明確な目標設定をして、主体的に自分にストレスをかけることで緊張感を持ってプレーをするのです。

オフは単なる遊びではなく、オンで成果を出すために自分自身を鍛えるトレーニングの場だと考えるのです。
仕事のストレスは、発散して忘れるようにするのも、悪くはありませんが、本当に「デキる人」は、そのもう一歩先を考えているのも事実です。

「真剣にやれよ! 仕事じゃねぇんだぞ!」
これは、休日にゴルフをしていたタモリさんが、一緒にプレーしていた人に向かって言った名言です。
またタモリさんには、「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」という名言もあります。

これはどういうことでしょうか?

私の趣味の1つはマラソンで、これまでフルマラソンばかりか100キロメートルにもチャレンジして、何度も完走をしています。
この話をすると、「こだわりが強い」とか「ストイックだ」などと必ず言われます。しかし、私からするとなぜそんなことを言われるのか、実はよく分からないのです。

自分ではこだわりが強くもなければ、ストイックでもないと思います。
「楽しいから本気でやっている」だけで、当たり前のことなのです。
適当にオフを過ごすのはもったいない。
やるならとことん真剣に、オフこそ思い切り全力で取り組むべきです。
それに、オン=仕事よりもオフ=遊びのほうが絶対に楽しいに決まっています。
楽しい遊び=オフを本気になれない人が、楽しくない仕事=オンで本気になれるはずがないのです。

オフこそ本気になる、成果を出すビジネスパーソンは、オフをとても大切にしています。

仕事ができる人のなかには、長期のスケジュールを組むときに休日の予定を最初に考えるという人が少なくありません。
つまり、まずオフの確保を考えて、次にオンの優先順位を組み立てる。
そうすることで、オンの集中力を高く保つのです。
オフが本気だとオンも本気になる。
充実したオフのために、オンのモチベーションを主体的にアップするそんな好循環が高い成果につながるのです。

そんなことを言われても仕事は忙しいし、貴重な休日くらいゆっくりしたいという気持ちも分かります。
私もそうでしたから。そこで最後に休日をムダにしない最大のコツをお伝えします。

それは「早起きすること」です。
「明日はいよいよ休みだ」となると、つい夜更かししてしまう。
そうすると翌朝は、「せっかくの休みなんだから、ゆっくり寝よう」ということになるでしょう。
そして、気が付けば昼近くになっている。
ゴロゴロとしているうちに夕方になり、1日が終わっていく。こんな経験は誰でもあると思います。

これではもったいない。
そこで「逆」を考えてほしいのです。
休みだから、朝は平日よりも早く起きて、1日を目一杯活用するという考え方です。
休みの前日は、できる限り早くに仕事を切り上げ、早く家に帰り、早く寝る。
早起きするには、早寝するのがいちばん効果的な方法です。
そうすれば休みは早朝から予定を組み、オンで成果を出すために使えるでしょう。
休日は前の晩から始まっているのです。
ぜひ、今度の休日は早起きの効果をお試しください。

ITmedia エグゼクティブ:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1512/10/news020.html
✽✽

仕事を思い切り楽しんでいる。
孤独を思い切り楽しんでいる。
人生を楽しんでいる。
タモリさんらしいエピソードですね。
by yamanakapom | 2015-12-16 07:10 | 心の筋トレ